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黒竜江省小南山遺跡にみる9千年の中国玉器文化

2025-09-22 09:53:41

小南山遺跡出土の玉器。(饒河=新華社配信)

​中国黒竜江省双鴨山(そうおうざん)市饒河(じょうが)県にある小南山遺跡は、1950年代から古代の文化遺物が相次ぎ発見され、全国重点文物保護単位(国宝・重要文化財)に指定されている。総面積は40万平方メートル余りに及び、2015年からは黒竜江省文物考古研究所と饒河県文物保護センターが約2700平方メートルを発掘。出土遺物は1万点以上に上り、中でも玦(けつ)や環、管、珠、璧(へき)、斧などの玉器の組み合わせは、中国最古の玉器文化の様相を示していた。

発掘の責任者、黒竜江省文物考古研究所の李有騫(り・ゆうけん)副所長は「放射性炭素年代測定と考古学調査を通じ、玉器が集中的に出土した第2期文化遺構は約9千年前のものだとわかった」と説明。中国の玉器文化の起源を千年さかのぼらせただけでなく、分布範囲を北へ千キロ余り拡大し、玉器の起源に関する従来の認識を覆したと語った。

小南山遺跡で解説する饒河県文物保護センターの研究者。(8月21日撮影、饒河=新華社記者/謝剣飛)

中国文物学会が24年6月に饒河県で開いた小南山玉文化フォーラムに参加した故宮博物院、中国社会科学院、北京大学などの専門家や学者は、小南山遺跡出土の玉器は中国玉器文化が9千年の歴史を持つことを示す有力な証拠だと指摘。玉器文化の起源や成り立ち、伝播、先史時代の人類社会の発展などの研究に新たな視点をもたらすとともに、中国玉器文化の源流をさらに探り、中華文明の発展の軌跡と内在的特徴を解明、解釈する重要な手掛かりになるとの見方を示した。(記者/謝剣飛)

黒竜江省文物考古研究所で保存されている小南山遺跡出土の石器。(8月27日撮影、ハルビン=新華社記者/謝剣飛)

小南山遺跡の玉器出土現場。(2019年撮影、饒河=新華社配信)

小南山遺跡出土の玉玦。(饒河=新華社配信)

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